韓国からの訪日観光客

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コロナ対策による外国人入国制限も緩和され、2023年に入ってからは観光客の来日が急激に増えているという。筆者の韓国の友人夫婦も長崎、福岡を皮切りに関西、東京と優雅に8泊9日の旅を楽しむために来日した。旅先をヨーロッパにするか日本にするか迷った末の来日であったという。2023年1月の訪日観光外国人数は149万人、その37%強は韓国人である。旅の目的は有名な観光地を訪ねることは勿論であるが、旅行先国の文化に触れること、食を楽しむこと、日本への旅行では温泉を満喫することなど多様である。この友人夫婦は10数年前に日本に住んでいたことがあり、旧知を訪ねることも目的の一つであったようだ。それも旅の楽しみであろう。

夕食を共にしながらメディアが伝えることの少ない韓国の今を聞かせてもらった。市井の人々が実感している社会、具体的には若い人たちがなかなか結婚しないことや結婚できない事情、少子化社会、若い人の就職問題、不動産価格の暴騰などである。日本社会にも共通することが多々あることを思いながら話に耳を傾けた。筆者以外にも何人もの日本の知人と時間を共にしながら彼らなりな日本を満喫したに違いないと思えば、これ以上の満足感はなかっただろうと思った。歓談しながら啓蟄という言葉が思い浮かんだ。つい数日前は啓蟄だったなと。冬籠りしていた動物や土中の昆虫、いろいろな虫かうごめき出し、地上に出て来る季節である。コロナ禍ということもあったが、人間も虫たちと同じように活動的に動き始めているのである。日韓間に横たわる諸問題はその大半が政治的(人工的)規制に阻まれているのであるが、庶民はそんなことに煩わされることなく、静かにそして広範に逞しく活動を始めるのだ。作られたような日韓間の対立や齟齬も庶民には関係なく両国はいくらでも仲良くやっていくものなのだと実感できた友人との再会に心安らぐものがあった。日韓関係の改善には口先だけの政治家やメディアなど害にこそなれ何の益にもならない。庶民レベルの交わりこそが友好な関係を築く気長ではあるが最善な道なのではないかと思える時間だった。日韓関係に悲観的になることなど何もないのではないかと、そんなことを思う友人夫婦との久しぶりの時間であった。(洋一)

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1件のコメント 追加

  1. 豆塚直一 より:

    大坪様

    いつもお世話になっております。
    私も、3月末日でサラリーマン生活を完全に卒業して、自由な身になりました。
    先日は九州にも帰省し、一人暮らしのお袋の様子を見てくるとともに、立花町で八女高の同期たちがやっている
    男の子焼きの里農場を視察し、ついでにたけのこ掘りも経験してきました。
    久しぶりの八女の地を満喫してきました。
    冒頭に申したように、会社勤めを卒業したので、今まで使用していたパソコンが使えなくなって、個人用のパソコンを購入し、コメントを残しております。
    今後は下記の新しいメールアドレスにご連絡をお願いいたします。

    連絡が遅くなりましたが、今後とも今後ともよろしくお願いいたします。

    豆塚

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