韓国の新政権と慰安婦・徴用工問題

韓国の政権交代によって日韓関係に進展はあるのか、慰安婦・徴用工問題解決の糸口は掴めるのかに関心が集まっている。結論を先にいえば表面的にはある程度の進展はあるかもしれないが、根本的解決は出来るわけがないというのが筆者の見立てである。

1945年以降70数年に亘って反日は韓国の国是であり、長年の教育によって骨の髄まで刷り込まれている反日は国民(民族)にとっては常識になっている。親日の烙印を捺されてしまえば韓国では生きていけないほどに徹底された情念のようなもの、それが反日の実態であり、慰安婦・徴用工問題は反日の象徴であり、それを表現するための手段であり、道具であり、ビジネスにもなり得るものだからである。政権が進歩派(革新系)から保守系に代わったくらいで揺らぐものではない。反日は理路整然とした「理」ではなく「情」の領域のことなのである。韓国の儒教朱子学では「気」という。朱子学に裏打ちされた精神世界に生きている国(民族)の反日と一体となっている「情」がある限り、慰安婦・徴用工問題が外交的小手先の協議、交渉で改善されるような皮相的なものではないのである。慰安婦・徴用工問題と表裏一体、不可分な関係ともいえる韓国の朱子学とはどんなものかを基礎的な部分だけでも我々は知っていなければいけない。対立する二論があればどちらが正しいかを明確にしなければならない、曖昧な妥協はなく白黒をはっきりさせるのが朱子学の考え方である。世界最高の文明国と信じて疑わない中国の中華思想、それを受け継ぐ小中華の韓国・朝鮮の朱子学の心からすれば、慰安婦・徴用工問題での韓国の主張は正しく(正統であり)、日本の言い分は邪悪な曲解であるから日本が謝罪するのは当然のことである、とする。「韓国は正であり、日本は邪である」自己絶対正義が前提にあっての交渉では相互理解を求めるのは不可能だというのは自明の理である。さらに日本を見下す儒教的華夷思想の伝統的な日本蔑視から離れられない限りは、いくら歴史的事実や記録、実証された言論を連ねた交渉をしても何の意味もなさないのてある。日本に対する長年の情緒は、道徳的な優越感とコンプレックスの複雑な感情が相互に絡み合っていて、いくら「最終的で不可逆的」解決を確認し合っても、次なる政権交代により、また時々の韓国のみで通じる情緒法の国民感情とナショナリズムにより合意事項は反故にされるのである。

このブログを書いている最中の5月28日新聞報道によれば2015年12月の慰安婦問題の日韓合意に至る韓国内のマル秘合意文書が公表された。その内容は支援団体の代表、尹美香氏に事前に知らされていたにも関わらず、彼女は何も聞かされてはいなかったと言い張っていたウソが発覚し物議をかもし、合意のいい加減さを露呈している。しかしこんなことは韓国では四六時中起きていることである。ウソや前言を翻すなど何とも思っていないそんなお国柄である。特に日本に対しては何をしてもいい、ウソついても意にも介さない無礼がまかり通っているのである。信頼の上に成り立っている国際関係の合意や約束事は、韓国と日本の間では何の意味もなさないと日本は心得ておくべきである。慰安婦・徴用工問題が完璧に解決に至るなんてことは半永久的にないと筆者は確信している。(洋一)

“韓国の新政権と慰安婦・徴用工問題” への2件の返信

  1. 「韓国の反日」についてここまで自信をもって述べるのであれば、当然「日本の反韓」についても述べなければならないのではないでしょうか。よもや「日本は正であり、韓国は邪である」というお考えではありますまい。

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    1. 日本は正であるなんて毛頭思いません、日本は正だというのならば10億円の基金はいいとして、まさか総理大臣の謝罪は差し出すわけがありません。もっとも関心があるのは慰安婦徴用工問題の解決にはどんな方法が、解決法があるのか、です。自分なりにずっと考えていることです。少しまとまったら書いてみたいと思っています。

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